【心理学で売上UP!?】”単純接触効果”を店舗ビジネスで活用する方法を徹底解説《ザイオンス効果》

マーケティング

「ザイオンス効果ってなに?」

「ザイオンス効果ってどうやって使えばいいの?」

「ザイオンス効果を店舗やサロンで活かすにはどうしたらいいの?」

皆さんは一度行ったことのあるお店に再訪したり、以前買ったことのある商品をリピート購入した経験があると思いますが、「なぜそのお店や商品をリピートしたか」覚えていますか?

実は、お店や商品をリピートする時に、約55%の人が明確な理由なしで「なんとなく」決めているのです。

参考「飲食店リピート実態&要因調査」by株式会社リクルートライフスタイル

お店やサロンとしては、もちろん明確な理由(いろいろ試したけど、ここのサービスが一番よかった!など)がありリピートしていただけることに越したことはありません。

ですが、半数以上の方が「なんとなく」選んでいることは事実です。

まずはこの事実を前提として、顧客の潜在意識下で自分の店舗やサロンに対する印象をUPさせ、顧客に選ばれるための心理テクニックを解説します。

この記事を読むことで以下の内容を知ることができます。

・顧客に好印象を持たれるための心理テクニックが学べる

・ザイオンス効果について詳しく学べる

・ザイオンス効果を店舗やサロンで活用する方法が学べる

それでは早速本題に入りましょう!

ザイオンス効果とは

皆さんは「ザイオンス効果」をご存知でしょうか?

ザイオンス効果とは、別名「単純接触効果」と呼ばれています。

一言で言うと「人やモノに繰り返し接することで、その人やモノの好感度や評価が徐々に上がっていく」という効果です。

ザイオンス効果(単純接触効果)

繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果

参考:Wikipedia

例えば、あまり知らない曲でも、何度か耳にするうちにその曲に好感を持つようになることってありませんか?

恋愛においても同様で、最初は特に気に留めてなかった異性でも、会ったり会話したりする回数が増えるほど、だんだん好感を持つようになり付き合うようになった、なんて話もよく聞きます。

接触回数を増やすだけでビジネスも恋愛もうまくいくとしたら、こんな魔法のような心理学を知らないのは損ですよね。

この記事では、大手リラクゼーションサロンで15店舗以上の新店立ち上げ、またエリアマネージャーとして10店舗以上、赤字店の黒字化に携わった経験から、この「ザイオンス効果」を店舗・サロン運営で活用する方法を解説していきます。

ザイオンス効果を店舗・サロン運営で活用する具体例

ザイオンス効果:オフラインでの活用例

ザイオンス効果をオフラインで活用する例を3つ挙げます。

・店頭でのチラシ配り/呼び込み

・近隣のお店の人と仲良くなる

・ポイントカード

店頭でのチラシ配り/呼び込み

最初は興味がなかったものでも、何度も繰り返し目にすることで、だんだん交換や親近感を持つのが、ザイオンス効果です。

これを利用すると、お店のスタッフが毎日お店の前でチラシを配ったり、呼び込みをすることが効果的です。

お店の前を通る人に向かって「笑顔でニコッと挨拶」し続けるだけで、

「この人いつも頑張ってるなぁ〜。今度ここの美容室行ってみようかな」

「このお店とても印象いいから、疲れた時はここのマッサージ屋さんを使ってみようかな」

印象に残り、来店に繋がる確率が上がります

近隣のお店の人と仲良くなる

ザイオンス効果を活用することで、周りのお店を巻き込み、自店の集客力を高めることができます。

近隣のお店を回って挨拶したり、そのお店をお客さんとして利用したりなど、店長さんやスタッフさんと何度も顔を合わせ続けることで、仲良くなりよい印象を持たれます

そうすることで、近隣のお店に自店のパンフレットを置かせてもらったり、スタッフさんが積極的に自店のことを紹介してくれたりと、近隣店のユーザーを獲得することができるのです。

よって、ザイオンス効果を活かすことで近隣のお店を巻き込み、自店の集客力を高めることができるのです。

ポイントカード

ポイントカードシステムを導入しているお店が多いかと思いますが、これもザイオンス効果を利用しているのです。

ポイントカードを財布に忍ばせることで、お店のカードを目にする機会が増え、お客様の頭に残りやすくなるのです。

その結果、「そろそろ髪を切ろうかな」と思った時に、ホットペッパービューティーを開きながら

せっかくなら、また同じとこでやってもらおうかな

と、また同じお店を選んでもらえるのです。

ちなみに、最近はポイントカードを「アプリ」で導入しているお店もあるので、お客様のスマホに自店のアプリをダウンロードしてもらうことで、さらなる効果が期待できそうです。

ザイオンス効果:オンラインでの活用例

次に、ザイオンス効果のオンライン上での活用例を3つ挙げます。

・メール/メルマガ配信・LINE運用

・インスタグラム運用

・リターゲティング広告

メール/メルマガ配信・LINE運用

店舗やサロンでお客様への来店促進のために、メルマガやLINEを活用しているお店も多いかと思いますが、メルマガやLINEでもザイオンス効果を利用することができます

まず悪い例として、よくあるのが「頻繁に送ってくる」「しかも毎回クーポンやキャンペーン情報ばかり」といった使い方です。

これだと、残念ながら即「ブロック」されてしまいます

では、どのような使い方が良いのでしょうか?

ポイントは3つです。

①送信頻度は多くて「週に1回程度」

②割引クーポンやキャンペーン情報は「5回に1度程度」にする

③お客様にとって「有益な情報」を与えるように意識する

まず一番重要なポイントは、「『ぜひうちに来店ください!』といったアピールを”やらない”こと」です。

「え?お客様の来店を促したいのに、アピールしちゃいけないの!?」

と思うかもしれませんが、実はこちらから「来てきて!」と言うほど、お客様は来店したくなくなってしまうのです。

「でも、クーポン送らないとお客様は来てくれないんです…」

と言う気持ちもわかりますが、これを続けてしまうとクーポン目当てのお客様ばかりになってしまい、逆に、将来のお店の”ファン”になるかもしれないお客様を取りこぼしていることになるのです。

「せっかく登録したのに、クーポン情報ばかりだし通知多いからブロックしておこう」

という気持ちになるのです。

では、どのような内容をメルマガやLINEで送ればよいのでしょうか?

それは、お客様にとって「有益な情報」を送るのです。

「有益」と聞くと堅苦しいイメージがありますが、とても簡単です。

例えば、整体やリラクゼーションのお店の場合は、

「自宅でできるストレッチの方法」を教える

「正しい姿勢」についてレクチャーする

「なぜ足を組むのはよくないか?」についてコラムを書く

など、お客様にとって知って嬉しい、為になるような情報がたくさんありますよね。

ザイオンス効果を意識して接触回数を維持しつつ、お客様にとって有益な情報を与えることで好印象を持ってもらうのです。

そして、5回に1度くらいの頻度で、「姿勢を改善するためには、自宅でのケアと合わせて、整体(リラクゼーション)でプロにほぐしてもらうとより効果的ですよ!」とお店の予約ページのリンクを貼っておくのです

そうすることで、過剰な割引せずに、意欲的なお客様を獲得することができるのです。

インスタグラム運用

今やお店の集客において、インスタグラムの活用は必須と言えます。

個人店がインスタグラムを活用すべき理由については以下の記事で詳しく書いているので、まだチェックしてない方はこちらへ。

▶︎「インスタで集客できる!?個人店こそインスタグラムを活用すべき理由3選」

この記事を要約すると、以下の3点です。

個人店がインスタグラムをやるべき理由3選

①個人でも大手に勝てる集客ツール(しかも無料です)

②リアルな口コミを量産できる(信憑性の高い情報)

③利用するユーザー数が多く年代も幅広い

特にこの③ですが、2019年時点でインスタグラムの国内ユーザー数は3300万人を突破しており、国民の4人に1人が使用しています。しかもユーザーは若い女性だけでなく、今ではユーザーの4割超が男性で、年齢層は全体の約6割が30代以上と、幅広い年代の方が使用しています。

その為、すでに多くの企業や個人店がインスタグラムを導入し、マーケティングや集客ツールとして活用しています。

インスタグラムを使うべき理由や具体的な活用方法については別記事にて解説しておりますので、今回この記事では「ザイオンス効果をインスタでどのように活用するか」に焦点を当てて解説します。

ザイオンス効果を活用した、店舗/サロンでの具体的なインスタ活用方法は以下となります。

①来店時に自店のインスタアカウントをフォローしてもらう

②フォローしてもらった当日中に、インスタでお礼のDMを送る

③最低1日1回は「ストーリー」を投稿する

④フォローいただいたお客様の投稿に「いいね」や「コメント」をする

①まずは来店いただいたお客様に、インスタアカウントをフォローして頂くことが重要なポイントです。

フォローしていただかない限りは、お客様との接触回数を増やすことはできません。

そのため、「インスタフォローしてもらうと○○円割引します」などの仕組みを作るのもアリですし、例えば美容室であれば「髪のケア方法などについてインスタにアップしておりますので、よければインスタフォローをお願いします!」とお客様に直接お伺いするのも良いですね!


②そしてフォローしてもらった当日中に、インスタDMでご来店いただいたことのお礼を伝えましょう。

ちなみにインスタグラムでは、アルゴリズム的にユーザーとの絡み(DMなど)が多いほど”親しい間柄”だと判断するため、お客様の画面上に自店のストーリーが現れやすくなります!


③お客様との接触回数を増やす為、毎日「ストーリー」の更新をしましょう。

ただし、ストーリーで流す内容にも注意が必要です。

先ほどのメルマガ・LINE運用と同じ理由ですが、「クーポン・キャンペーン情報」ばかり流していては、すぐにフォローを外されてしまいます。

あくまでお客様にとって有益な情報を発信することで、継続的にお客様へ発信を届けることができるのです。


④フォローいただいたお客様の投稿に「いいね」や「コメント」をする

フォローいただいたお客様の投稿に対して「いいね」「コメント」をすることで、自分の投稿や発信をフォロワーの方に見てもらう確率が高まります

実はストーリーを投稿するだけでは、全てのフォロワーの方に継続してアプローチすることはできません。

なぜなら、フォロワーが自分の投稿やストーリーを見てくれるとは限らないからです。

そのため、自分の発信を継続して見てもらうために、こちらからフォロワーへ何かアクションする必要があります。それが、フォロワーの方の投稿に対して「いいね」「コメント」をするということです。

自分の投稿に対してリアクションがもらえることは、投稿者側として嬉しいことです。

いいねやコメントをすることで、相手に自分のことを継続的に認識してもらい(ザイオンス効果)、結果としてお店への再来店やリピート購入に繋がるのです。

リターゲティング広告

ザイオンス効果を活用した広告手法があり、それを「リターゲティング広告」と言います。

リターゲティング広告とは、一言で言うと「一度サイトを訪問したユーザーに対して、サイトを離れた後も広告を出し続けること」です。

言葉を言い換えると、一度サイトを訪れたユーザーが別のサイトに移った後も、「追跡して」広告を表示させることができるのです。

例えば、英会話教室に通おうと検討している方が、ネットでオンライン英会話を見つけたとします。しかし、一度別のオンライン英会話も検討したいと思い、他のページに移りました。すると後日、全く関係ないものをネットで調べている時に、サイトの広告枠にオンライン英会話の広告が流れるのです。

あなた、オンライン英会話を検討してましたよね!?忘れてないですか?

という勢いで、別のページに移った後も、追跡するように広告が貼られるのです。

このように、一度ユーザーが見た商品を繰り返し目に触れさせることで、

「やっぱりこの商品欲しいなぁ」

「あ、これ買おうと思ってたんだった!」

購買意欲を掻き立てたり、購入忘れを防止させる効果も期待できるのです。

ザイオンス効果:《おまけ》サロン運営以外での活用例

サロン運営ではあまり活用できない事例ですが、このような場面でもザイオンス効果が活用されています。

①営業

②テレビCM

①営業

少し昔のイメージですが、営業の仕事をしていた人であれば「会社にいるくらいなら、1件でも多くお客様のところに行け!」と言われたことのある人もいるのではないかと思います。

ちょっと古臭いやり方だと感じるかもしれませんが、実は理にかなっている方法でもあるのです。

ザイオンス効果は、接触回数が増えるほど、相手に好感を持つというものです。

つまり、取引先・取引先候補の会社に頻繁に顔を出しに行くほど、自分のことを覚えてもらい、信頼関係の構築に繋がるのです。

泥臭いやり方ですが、営業の仕事こそ、このザイオンス効果を活用すべきなのです。

②テレビCM

テレビ番組の間に流れるCMも、ザイオンス効果を活用しています。

テレビCMは短期間で同じCMが何度も流れることがありますよね。

これもザイオンス効果を利用しており、短時間での接触回数が多いほど、人は好感を持ちやすいのです。

CMを見て商品やサービス、企業に対して好感を持つことで、利用したいと思ってもらいやすくなります。

ちなみに、好感を持ってもらうという目的では、集客やブランディングだけでなく、企業の「採用」にも活用できる手法ですね。

Chariのまとめ

いかがでしたでしょうか?

ザイオンス効果について、大手リラクゼーションサロンのエリアマネージャーの立場から、私が実際に仕事で意識していたり、店長やオーナーへ指導していたりするポイントを踏まえて、解説していきました。

ザイオンス効果のような行動心理学を知っているか知らないかで、店舗やサロンの業績はかなり変わってきます。

最後に、今回の要点をまとめます。

○ザイオンス効果とは、「接触回数が増えるほど、好感を持ちやすくなる」心理のこと。別名「単純接触効果」と呼ばれる。

○店舗やサロンにおいて、ザイオンス効果が活用できる場面
 ・オフライン
  「店頭でのチラシ配布/呼び込み」「近隣店舗との親交」「ポイントカード」
 ・オンライン
  「メール/メルマガ配信・LINE」「インスタグラム」「リターゲティング広告」

○その他でのザイオンス効果の活用例
 ・「営業」「テレビCM」

ビジネスから恋愛まで利用されているザイオンス効果、まずは実際に活用することからスタートしていきましょう。

このブログでは、店舗やサロンで「今日から使えるビジネス知識や考え方」を発信しています。

今回のような「行動心理学」についても解説しておりますので、こちらの記事も合わせてお読みください。

▶︎「バンドワゴン効果とは?マーケティングでの活用事例を徹底解説【日本人は引っかかりやすい!?】」

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最後までお読みいただきありがとうございました!

Chari(ちゃり)

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