
こんにちは、Chari(ちゃり)です!ここではビジネスで成功するための知識や考え方をアウトプットしています。
私は「経済的・時間的にもっと自由な人生を送る」ことを目標に、現在会社員をしながら、ビジネススキルやWEBマーケティングについて勉強しています。
今回は社会人に必須な「ロジカルシンキング(論理的思考力)」について書きます。
「ロジカルシンキング」は、ビジネスを行うにあたり最も重要なスキルの一つと言われています。しかしこのロジカルシンキングについて、誰かに教えてもらったり、学んだりしたことのある人は意外と少ないのではないでしょうか。
ここでは”子どもでも理解できるくらい“、わかりやすくこのスキルについて説明していきますので、この記事を読み終わった頃には、
- ロジカルシンキングとは何か理解できた!
- なぜロジカルシンキングが大事なのかが理解できた!
- 今日から実践できる、ロジカルシンキングの考え方がわかった!
という状態になれると思います。以下に当てはまる方には特に見ていただきたい内容ですので、ぜひ一緒に学んでいきましょう。
- ロジカルに話せるようになりたい
- 話が論理的でないと言われたことがある
- 起業したいと考えている
それでは早速本題に入ります!
目次
ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキングの定義
ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
ロジカルシンキングは、日本語では「論理的思考」と言われます。”筋が通った考え方”ということですが、まだわかりづらいので、「空・雨・傘」というフレームワークを紹介します。
空・雨・傘
「空・雨・傘」とは、論理的に文章の流れを整えるフレームワークです。

筋道は「空」→「雨」→「傘」の順に考えます。まずは事実を確認し、事実を基に導き出すのが解釈、そして解釈を基に取るべき行動を結論づけます。
例えば、経営のコンサルタントの場合を見てみましょう。
- 空(事実):御社の事業は昨年度右肩上がりで売上が伸びている
- 雨(解釈):しかし、現在この事業1本に注力しており、経営上リスクがあるので、安定した収益基盤を構築する必要がある
- 傘(行動):新規事業を立ち上げるべきだ
このような道筋で考えがまとめられていると、話が理解しやすいですよね。
一方で、この3つのうちどれかが欠けた文章や話だと、相手が理解しにくいものになってしまいます。
ロジカルシンキングが大事なワケ

なぜ私たちはロジカルに考える必要があるのでしょうか?
“思い込み”は最大の敵

なぜ私たちはロジカルに考える必要があるのでしょうか?
それは、我々人が、”思い込み”を抱きやすい生き物だからです。
例えば、ショッピングに行き可愛い服を見つけて「欲しいな!」と思っても、1日待って一度冷静になってみると、その服が実はいらない服だと思えたりすることがよくありますよね。
このように、人は一時的な感情でヒートアップしてしまうことが多くあり、自分が思っている以上のことを想像してしまう性質があります。
そのため、「この事業なら絶対に成功する!」「ここに出店すれば絶対に成功するはず!」と思ったとしても、”自分の視点が決して正しいとは限らない“と常に考え、自身を疑い続けることが大事なのです。
つまり、自分視点ではなく、常に顧客視点で考え、顧客視点を論理的に追求することがビジネスにおいて重要です。
ドラマチック化の罠
もう1点、ロジカルに考えることが重要な理由は、「人は物事をドラマチックに捉える習性がある」からです。
例えば有名な話で、ハンス博士の質問があります。
世界中で極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょうか?
①約2倍になった ②あまり変わってない ③半分になった
世界の1歳児で予防接種をうけられている割合はどれくらいでしょうか?
①20% ②50% ③80%

正解はどちらも③番 です。つまり極度に貧困状態にある人は2倍どころか半分になっていますし、予防接種を受けられる子どもたちは20%でなく80%もいます。
しかし、このハンス博士の質問の正解率はたったの10%でした。しかもその中には教授や医師、弁護士など頭がいい人もいましたが、学力に関係なく低い正解率だったのです。
これが、”人は物事をドラマチックに捉えてしまう“ということなのです。
例えば今回の貧困の場合、私たちはテレビのドキュメンタリーなどで途上国の貧しい人々の生活を見ることで、”かわいそう” “世界は残酷だ” “貧困はまだまだ拡大している”などと思ってしまいます。
この脳内に勝手にドラマチックに捉えてしまう本能を捨てないと、世界を正しく見ることはできません。
だからこそ、日常生活においてもビジネスにおいても、「データ」を使って正しく物事の本質を捉えることが重要です。
ロジカルな人が”やっていない”「2つの考え方」

ロジカルシンキングを身につけるためには、”2つの思考”を捨てなければなりません。それは「分断思考」と「ネガティブ思考」というものです。
分断思考
人は物事を2つに分けたがる性質があります。
- 金持ち ー 貧乏 →中間層がほとんど
- 先進国 ー 途上国 →今は線引きが曖昧になってきている
- サラリーマン ー フリーランス →サラリーマンしながらフリーで副業してる人もいる
このように人は物事を2つに分けようとしますが、2つに分けられるほど単純なものではありません。”黒”か”白”かではなく、グレーやライトグレーなど、黒と白の間にはグラデーションがあるということを理解することが大事なのです。
むしろ、グレーゾーンこそ多数派だったりするんですよね。分断せず、グラデーションを理解することで、物事の本質を捉えられるようになります。

例えば、飲食店を開業する場合、”立地”は大事な要素です。
立地の指標として「店頭の交通量」があり、”交通量の多い場所の方が良くて、交通量の少ない場所は良くない“と一般的には言われています。
しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?
・家賃が高い
・人件費が高い(人が沢山必要になる)
・近隣の競合が多い
・家賃が安い
・人件費が抑えられる(人が少なくてよい)
・近隣の競合が少ない
このように、一概に交通量の多さだけで良い・悪いを判断するのは良い結果を生みません。実際に売上は高いが、その分利益が嵩んで失敗するお店も多くあります。
人は物事を”分断”して考えがちですが、その分断思考を辞めることで、物事の本質に近づくことができるのです。
ネガティブ思考

ここで言う「ネガティブ思考」とは、”世界や世の中がどんどん悪くなっていると思う思考・本能”です。
環境破壊もどんどん進み、飛行機や交通事故も増え、飢餓や貧困状態の人も増えている、人はそういう悲劇的なドラマを頭の中に描いてしまうのです。
このように考えてしまう大きな原因の一つは、メディアです。
メディアはこの人間のネガティブ思考を活用しています。ちょっとした事実でも、悲劇を演出するだけで、視聴者の関心を得ることができるのです。
例えば飛行機事故が起こった時、遺族のインタビューを放送するなど悲劇感を最大限出そうとします。しかし、実際の飛行機事故の件数は年々減少しているんですよね。
飛行機事故は年々減り続けてますよ、とメディアが放送したところで、ほとんどの人は興味を持たないのです。
メディアは視聴者の関心を集めるのが仕事なので、メディアが悪いとは一概に言えません。大事なのは、私たちが情報を鵜呑みにせず、データを基に本質を捉えることなのです。
さいごに
このように、人は思い込みや感情にとらわれやすい性質があるため、まずはその性質を理解し、データで物事を客観的に把握するクセをつけなければなりません。
そのことをわかっているからこそ、成功している経営者でロジカルでない人はいないのです。ソフトバンクの孫さんも、Amazonのジェフ・ベゾスも、感情に流されず論理的に物事を捉え判断・決断し続けているからこそ、ここまで会社を大きく成長させられているのです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
Chari(ちゃり)
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